荒天時の対応
大雨が降った時
気象庁の発表、または当社設置の雨量計の1時間雨量が次の値を超えた場合、記載の措置を取ります。
~30mm/h 通常運転。
~40mm/h 通常運転。ただし状況に応じ300km/h以下の徐行運転。
~50mm/h 160km/h以下の徐行運転。高速線は急行と各駅停車のみ運転。
~60mm/h 高速線は運転見合わせ。生活線は95km/h以下の徐行運転。「やまなみ」「わかくさ」号は運転見合わせ。軌道線は、安全に運行できることが確認できれば徐行運転。
60mm/h~ 高速線・生活線・軌道線すべて運転見合わせ。
その他、通常運転の続行が危険であると認められた場合も措置を取ることがあります。
また、土砂災害の危険があると認められた場合や、沿線の河川が基準値を超えて増水した場合、当該区間の運転を見合わせることがあります。
大雪が降った時
日高の路線には、軌道線を除き全区間に共通の雪対策(機関車による除雪、レールヒーターなど)をしております。それを使用しても、日高で設置した積雪計で計測された線路上の積雪が次の値を超えた場合、記載の措置を取ります。
~50cm 通常運転。
~1m 通常運転。ただし、通常運転を続行するのが危険と認められた場合、160km/h以下の徐行運転。その場合、高速線は各駅停車と急行のみ運転。
~1m50cm 高速線は運転見合わせ。生活線は95km/h以下の徐行運転。「やまなみ」「わかくさ」号は運転見合わせ。軌道線は、安全に運行できることが確認できれば徐行運転。
1m50cm~ 高速線・生活線・軌道線すべて運転見合わせ。
また、沿線で雪崩等の危険があると認められた場合、運転を見合わせることがあります。
風が強い時
気象庁発表、または日高で設置した風速計で観測された最大瞬間風速が次の値を超えた場合、記載の措置を取ります。タイミングや区間は当社で判断いたします。
~15m/s 通常運転。
~20m/s 高速線は、160km/h以下の徐行運転。また、各駅停車と急行のみ運転。
~25m/s 高速線は運転見合わせ。生活線は、95km/h以下の徐行運転。「やまなみ」「わかくさ」号は運転見合わせ。
~30m/s 生活線も運転見合わせ。軌道線は、安全に運行できることが確認できれば徐行運転。
30m/s~ 高速線・生活線・軌道線すべて運転見合わせ。
災害発生時の対応
地震が起こった時
日高では、列車が走行中の都道府県に発表された緊急地震速報を受信した場合、高速線・生活線では自動で、軌道線でも運転士の判断で非常ブレーキを扱い緊急停止します。
また、震度3以上の揺れを当社の地震計が感知した場合、緊急地震速報と同じ扱いとなります。
なお、東海地震注意情報および東海地震予知情報が発表された場合、以下の区間では運転を見合わせます。
・東阪南線 全線
・東阪北線 全線
・九阪北線 全線
・九阪南線 全線
・尾信線 全線
・関東線 静岡~甲府、銚子~品川
・総豆線 静岡~千葉
・関東第二環状線 全線
・駿武線 全線
・飛騨線 岐阜~高山
・紀州線 全線
・瀬戸内線 全線
・土佐線 全線
・中部空港線 全線
・阪伊線 全線
・愛知貨物線 全線
・岐阜軌道線 全線
その他の場合、気象庁発表の震度により措置を次の通り決定します。
~震度2 通常運転。
震度3 簡易点検。安全が確認できれば、通常運転。
震度4 係員が鉄道施設の重要部を点検。安全が確認できれば、通常運転。
震度5弱~6弱 係員が鉄道施設を詳細に点検。安全が確認できれば、その列車の行先まで徐行運転。その後、運転見合わせ。
震度6強・7 係員が鉄道施設を詳細に点検。安全が確認出来次第最寄りの駅まで徐行運転。お客様全員の降車を確認後、運転見合わせ。
なお、鉄道施設に問題が見つかった場合は列車が停止した場所の最寄り駅または、その列車の行先方面の運転可能な駅まで徐行運転いたします。不可能な場合、徒歩などで安全な場所に避難していただきます。
津波注意報、警報発令時は必要に応じて運転を見合わせることがあります。沿岸の路線の運転に影響が出る場合があります。
災害の場合は、係員の指示に従い、落ち着いて行動していただきますようお願い申し上げます。
火災が起こった時
日高の鉄道施設内で火災が発生した場合は、付近の列車は安全な場所で停止し、その路線は安全が確認できるまで運転を見合わせます。
列車内で火災が発生した場合、安全な場所で停止し、お客様には徒歩などで車内から脱出していただきます。脱出する際は、係員の指示に従い、落ち着いて行動していただきますようお願い申し上げます。他の列車には十分ご注意ください。
沿線で火災が発生した場合は、状況に応じて措置を取ります。